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開発ストーリー

自動車の軽量・小型・低燃費に貢献

自動車の軽量・小型・低燃費に貢献

今回取り上げるのは、当社初、完全オリジナル設計の超扁平型トルクコンバータ。 このトルクコンバータ(以下TC)は、ジヤトコの小型FF車用CVT「Jatco CVT7 W/R」に搭載され、 東風日産乗用公司が2015年10月に中国市場で発売した新型車「LANNIA(ラニア)」に供給されています。 高精度なプレス技術を最大限に活かして1.6Lクラス世界一の 軽量・小型・低燃費を実現した超扁平型TCの技術を探ります。

トルクコンバーターとその動きとは?









若手の担当エンジニアに聞く
ここがスゴい!
超扁平型トルクコンバータに込められた技術力

1.6Lクラス世界一の軽量・小型・低燃費、そして中国での現地生産化まで実現した超扁平型TC。開発設計、実験、生産技術を担当した若手エンジニアのみなさんに、この新開発品のスゴさや苦労したことなどを伺いました。

  • 強度を成立させながら小型・軽量化を実現

    1.6L中型車用のTCは仕様提示方式※で初めて手掛けるため、一からの開発。エンジントルクが大きくTCを配置するスペースに制約があるため、強度を成立させた上で部品をどうレイアウトして省スペース化するのか、非常に苦労しました。今まで経験したことのない領域への挑戦ばかりでしたが、オイル流体部分の超扁平化とダンパー部の薄板化により、小型・軽量化に成功。更に、新摩擦材を採用した低剛性設計の新開発のロックアップクラッチ・ダンパー構造により、クラス最高レベルのロックアップ性能や軽量化を実現し、発進時のダイレクト感と燃費向上に大きく貢献しています。

    *お客さまが提示した要求性能と寸法のみで部品設計を行うこと


    機能評価センター TMグループ 開発設計担当
    小川原亮太
  • 現地に実験設備を導入し、品質保証体制を確立

    お客さまからの要求スペックを満たすために、設計検討された形状に対しどのような実験を行えば機能保証できるのか、一から考えました。さまざまな検証実験を行い、「この形状とサイズならいける」という図面スペックまで掘り下げて設計にフィードバックを繰り返しました。また、中国で生産するにあたり、現地に流体性能を評価するための実験設備を導入。国内設備と同じ性能結果を出すのに手こずりましたが、ユニプレス精密広州会社のメンバーで実験評価できるよう研修を行い、品質保証体制を確立しています。

    機能評価センター TMグループ 実験担当
    菅原淳市
  • 自動チェック機能で品質・生産性が向上

    中国で初めてメイン、サブラインの全ての設備を立ち上げました。これは海外初のTCライン。今まで目視チェックなど人に頼っていた品質保証を、センサーでの自動検知機能を設け、品質の安定化を図り ました。一番力を入れたのは部品組み付け。表裏の誤りや2枚重ねなど、一切のミスを起こさないよう、 「ポカよけ機能」を設けた装置で自動化しました。結果、事前のさまざまな検討から品質保証が可能となり、生産性向上にもつながり、現在稼動するラインは年間40万台の生産能力を保有しています。








    TM技術開発センター 技術グループ 生産技術担当
    實石浩平

(所属部署、役職は2016年8月当時)