トップメッセージ
2021年度の連結業績につきましては前年度より改善したものの、売上高2,544億円、営業利益△75億円、経常利益△47億円、親会社株主に帰属する当期純利益△79億円となりました。
2021年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響に加えて、世界的な半導体供給不足による得意先の大幅な減産影響により、2020年度に増して大変厳しいものとなりました。
そのような中でも、合理化や固定費削減をはじめとした収益構造改革の継続的な取り組みにより、収益体質の改善に繋げています。2022年度も新型コロナウイルス感染拡大の影響が残ること、そして半導体供給不足は継続することが予想されますが、これまでの取り組みを一層強化し、確実に収益の出せる強固な収益基盤の構築を図ってまいります。
当社は、4月4日より、東京証券取引所「プライム市場」に移行しました。プライム市場にふさわしい企業になるべく、コーポレート・ガバナンスの更なる水準向上に取り組んでおります。
取締役会の多様性を確保すべく、本年6月の株主総会において、東京証券取引所の定めに基づく独立役員を2名から3名に増員いたしました。また、環境変化に迅速に対応し、多角的な視点と柔軟な発想でイノベーションを生むべく、女性取締役を1名から2名に増員いたしました。
更に、当社の取締役※が、株価変動のメリットとリスクを株主のみなさまと共有し、株価上昇及び企業価値向上への貢献意欲を従来以上に高めるため、長期業績連動報酬(譲渡制限付株式報酬制度)を導入いたしました。株式報酬のうち変動部分は、業績だけでなく、ESGに関わる評価を連動させることとし、サステナビリティ経営の推進を図るものです。
グローバルユニプレスが一丸となってUPS(Unipres Production System)活動を一層深化させ、変化に耐えうる強靭かつ柔軟な企業体質を構築することで、収益力と競争力を高め、持続的な成長を目指してまいります。
今後とも倍旧のご支援ご鞭撻をお願い申し上げます。
※監査等委員である取締役及び社外取締役を除く。
2022年6月

