経営方針・戦略

Management Policies & Strategies

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 2025年度第2四半期(中間期)の連結業績につきましては、売上高1,507億円、営業利益63億円、経常利益62億円、親会社株主に帰属する当期純利益30億円となりました。 
 当社を取り巻く環境は、関税政策、主要取引先の販売不振、そして自動車産業の急速な電動化など、極めて厳しく不透明な状況が続いております。しかしながら、当中間会計期間の連結業績は、売上高は減少したものの、営業利益、経常利益、中間純利益はいずれも前年同期を上回る結果となりました。これは、当社グループ全体で取り組んできた収益構造改革が、着実に成果として表れてきた証であると確信しております。 
 しかしながら、2025年度の通期業績予想につきましては、先般修正を行いました。当期中における得意先の販売・生産状況は米州地域における販売が好調であること等により、売上高、営業利益、経常利益につきましては、前回予想を上回る見込みです。 一方、前年度に引き続き、中国拠点における事業の再構築に関する更なる費用及び損失の発生が見込まれる他、一部の欧州子会社において損失発生の可能性があります。これらの要因により特別損失が約80億円発生することが見込まれることから、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては前回予想を下回る見込みです。 
 このような状況ではございますが、当社は株主の皆様への安定的な利益還元を最重要課題の一つと認識しており、現時点の収益状況や今後の事業計画を総合的に勘案した結果、当初計画通りの配当を維持することといたしました。

 現在、日本と中国の事業は厳しい状況にありますが、収益の回復を目指し、中国及び日本では最適な生産体制の構築を進めております。また、その先の収益の拡大のため、基盤となるコア技術の一層の充実により、既存商品の付加価値を高めると共に、将来の新商品・新分野を見据えた戦略的な技術開発を推進しております。

 当社は、「世の中に貢献できる価値を提供する」という強い信念のもと、「やれるか、やれないか」ではなく、「何があってもやり遂げる」という強い意志を持って、収益の回復と拡大を実現してまいります。 
 引き続き、倍旧のご支援ご鞭撻をお願い申し上げます。

202512

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中期経営方針

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事業等のリスク

当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスク事項を有価証券報告書に記載しております。
なお、文中に将来に関する事項が含まれており、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
詳細につきましては、[有価証券報告書]の【事業等のリスク】リンクの画像をご覧ください。